【2020年上半期】ティーンが選ぶトレンドランキングを発表!

更新日:2020年06月18日(木)

2020年上半期のトレンドランキングは、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響を大きく受ける結果となった。家で過ごす中で生まれたモノやおうち時間を楽しく過ごす為の<モノ>や<コト>、それに関する<コトバ>が多数ランクイン。

また<ヒト>ランキングでは、テレビの影響を大きく受けつつも、外出自粛期間にYouTubeやInstagramなどで精力的に活動していたヒトが多く選ばれている。

その他にもテレビなどのメディアやInstagramなどのSNS上に出てきたモノが、ティーンの力で広がり、世の中にトレンドを作り出した。

流行った – ヒト篇

流行った - ヒト篇

1位 『佐藤健』

俳優・佐藤健さんが第1位にランクイン!ドラマ「恋はつづくよどこまでも」では、主演・上白石萌音さんが演じる佐倉七瀬が恋するドSドクター天堂浬を演じ、佐倉に対するツンデレな対応に、全国のティーンがトリコに。また佐藤健さんのLINE公式アカウントは“彼女気分”を味わえるという理由から多くのティーンが夢中になっていた。

2位 『Official髭男dism』

2019年の年間ランキング<ヒト>部門で2位に輝いた“Official髭男dism”が2020年上半期でも第2位に!ドラマ「恋はつづくよどこまでも」の主題歌「I LOVE…」がヒットしただけでなく、過去のリリース曲も未だに音楽サブスクリプションサービスのランキングで上位にランクインし続けている。

3位 『なにわ男子』

関西ジャニーズJr.内のグループ“なにわ男子”が3位に選ばれた。“なにわ男子”が出演するドラマ「年下彼氏」は、放送後に必ずTwitterのトレンドに入るほど注目されている。またハイチュウのCMやメンバーの道枝駿佑さんが出演するソフトバンクのCMが放送されると、ファンだけでなくティーンの間で話題となった。

4位 『SixTONES』

今年1月にデビューを果たした“SixTONES”。ジャニーズ史上初となるSnow Manと2グループ合同で発売されたデビューシングルは、発売初週でミリオンを達成。昨年11月時点で50万フォロワーだったInstagramアカウントは、現在倍の100万以上(2020/6/4時点)のフォロワーがいる。

5位 『Snow Man』

第5位に輝いたのはSixTONESと同時デビューを果たしたSnow Man。ハイレベルで迫力のあるアクロバットやダンスにトリコになるティーンが続出。メンバーの1人、目黒蓮さんが表紙を務めたファッション誌『FINEBOYS』6月号は、全国で完売が続出し、緊急重版が決まるほどの人気ぶり。

6位 『志尊淳』

俳優・志尊淳さんが第6位に。緊急事態宣言による外出自粛期間中に「#志尊の自粛部屋」と題して、Instagramでライブ配信を実施。深夜の配信にも関わらず、最大視聴者数が12万人を超えるほど注目を浴びた。

7位 『JO1』

オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」の合格者日本人11名で結成されたグローバルボーイズグループ。3月にリリースしたデビューシングル『PROTOSTAR』は初登場1位を獲得。初めて実施されたファンミーティングの倍率は、デビュー前にも関わらず7倍と人気の高さがうかがえる。

8位 『EXIT』

ネオ渋谷系チャラ男漫才師“EXIT”。テレビで見ない日はないと言っても過言ではないほど人気の2人。彼らが発するキャッチーなワードをSNSで真似して使用するティーンが多く、若者コトバの定番となっているものも多く存在する。

8位 『しゅんまや』

ABEMAオリジナル恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」のハワイ編に出演し、成立した前田俊さんと重川茉弥さんカップル・通称“しゅんまや”。4月に現役高校生である2人が結婚&妊娠を発表し、大きな話題となった。

10位 『フワちゃん』

YouTuber芸人“フワちゃん”。明るく元気でポジティブなキャラクターに独特なコトバづかい、そして個性的でカラフルなファッションに、SNS上では「フワちゃん見てるだけで元気出る」というティーンの投稿が多く見られた。

流行った – コト篇

流行った - コト篇

1位 『ドラマ「恋はつづくよどこまでも」』

主演を上白石萌音さん、相手役を<ヒト>ランキング1位に輝いた佐藤健さんが務めた胸キュンラブストーリー。上白石さん演じるピュアで真っ直ぐな新米看護師・七瀬と佐藤さん演じる超ドSなドクター・天堂のキュンとするやり取りにティーンは熱狂した。

2位 『おうちカフェ』

外出自粛期間中にカフェに行けないティーンが、ドリンクやスイーツを自分で手作りしておうちでカフェ気分を味わうコト。SNS上には、「#おうちカフェ」とともに、手作りのドリンクやスイーツの投稿が溢れた。

3位 『鬼滅の刃』

ティーンだけでなく幅広い世代で話題となり、もはや社会現象とも言える『鬼滅の刃』。シリーズ累計発行部数は現在6000万部(電子版含む)を突破。キャラクターの髪色を真似した“鬼滅ヘア”も流行るなど人気の勢いは止まらない。

4位 『Johnny’s Smile Up!Project』

ジャニーズグループが立ち上げた社会貢献・支援活動を行うプロジェクト。新型コロナウイルスによる外出自粛要請が続く4月にSNSのアカウントが開設され、所属タレントの動画などが投稿されたことにより、ファン以外のティーンにも多く広まった。

5位 『月とオオカミちゃんには騙されない』

トレンドランキング<コト>の常連となりつつあるオオカミシリーズの最新作。今作では、シリーズ史上最多の11名の男女が登場。シリーズごとに新しいルールや展開が見られるため、ティーンに飽きられることなく人気が続いている。

6位 『推し事』

好きなアイドルや俳優、アーティスト、キャラクターなど推しのいる現場やライブに行ったり、グッズを買ったり、推しの為に活動するコトを“推し事”と言う。“ヲタ活”と“推し事”に精力的に活動するティーンが増加している。

7位 『佐藤健とライン』

俳優・佐藤健さんのLINE公式アカウントから届くラインの内容がリアルで、恋人気分を味わえるとティーンの間で話題に。メッセージを送ると自動で返ってくるメッセージと奇跡的に会話が成立したというティーンが、SNS上にトーク内容を投稿する姿が多く見られた。

7位 『おしゃピク』

「おしゃれなピクニック」を略して“おしゃピク”。コトバの通り、写真映えするおしゃれなご飯やスイーツ、ドリンクをみんなで持ち寄ってピクニックをするコト。外出自粛が要請される前のタイミングにティーンの間で流行っていた。

9位 『100日後に死ぬワニ』

漫画家・イラストレーターのきくちゆうきさんがTwitterに毎日投稿された4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」。100日後に死ぬという結末が分かっている中で、何気ない日常を過ごすワニの姿に「100日後に何が起きるのか」と日に日に注目が高まり、100日目の投稿は200万以上の「いいね」がついている。

10位 『インスタライブのコラボ配信』

これまでは著名人のインスタライブを見ているだけというティーンが多かったが、おうちで時間を過ごすことが増えた上半期は、自ら友達とインスタライブでコラボ配信をして楽しむティーンが多く見られた。

流行った – モノ篇

流行った - モノ篇

1位 『あつまれ どうぶつの森』

ゲーム機Nintendo Switchのソフト。発売と外出自粛の時期が重なり、おうち時間に『あつまれ どうぶつの森』を楽しむティーンが急増。フレンドになればお互いの島に遊びに行くことができる為、リモートでも友達と楽しむことができるのもあり、より話題となった。

2位 『ダルゴナコーヒー』

韓国発のドリンク。見た目がおしゃれなだけでなく、インスタントコーヒー、砂糖、牛乳さえあれば簡単に作れることから、おうち時間にダルゴナコーヒーを作りSNS上にアップするティーンが続出。

3位 『いちご飴』

昨年まではお店でいちご飴を購入するティーンが多かったが、今年は外出自粛期間におうちで手作りいちご飴を作るティーンが増えた。ダルゴナコーヒー同様、おしゃれで簡単に作れるというのが人気となった理由。

4位 『Zoom』

ビデオ通話アプリ“Zoom”。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続き、友達と会って遊ぶことができなくなったティーンは、“Zoom”で女子会やクラス会を行い、リモートで顔を見ながら会話を楽しんでいた。

5位 『フルーツ飴』

いちご飴から派生して、バナナやぶどう、みかん、キウイなど様々なフルーツを使って作るフルーツ飴。シンプルだけどカラフルな見た目で、フルーツと砂糖があれば簡単に作ることができるので挑戦しやすく失敗しにくいのも◎。

6位 『BoxFresh』

InstagramやTwitterなどSNSのプロフィールに“BoxFresh”のURLを貼って、友達やフォロワーから自分への質問を募集できる質問アプリ。みんなからの質問に答えて、芸能人やインフルエンサー気分を味わうコトができる。

7位 『Nintendo Switch』

新型コロナウイルスの影響から、おうちで時間を過ごす人が増え、“Nintendo Switch”を購入するティーンが続出。子供から大人まで楽しめるゲームソフトが多くある為、ティーンだけでなく幅広い世代から人気があり、店舗では品薄状態が続いていた。

8位 『TikTok』

2018年のトレンドランキングで流行った<コト>2位に選ばれたアプリが再びランクイン。おうちで過ごす時間が増え、InstagramやTwitterに比べて延々と動画が流れ続ける“TikTok”は、暇な時間を過ごすのにぴったりという理由で2019年に比べて需要が高まっている。

9位 『推しの等身大パネル』

推しの写真を本人と同じ大きさで印刷をして、発砲スチロールや段ボールに貼りつけて作る等身大パネル。おうち時間の暇つぶしとして推しの等身大パネルを作り、まるでそこに推しがいるかのような幸せな気分に浸ることができるという理由で作るティーンが増えてきている。

10位 『アクリルスタンド』

アイドルやアニメのキャラクターなどのグッズとして販売されているアクリルスタンド。日常生活やおしゃれな空間などで、推しのアクリルスタンドを入れて写真を撮り「#推しのいる生活」と共にSNSに投稿するコトが定番化している。現在では手作りでアクリルスタンドを作るティーンも増加している。

流行った – コトバ篇

流行った - コトバ篇

1位 『密です』

小池百合子都知事が新型コロナウイルス感染拡大防止のために発したコトバ。仲の良い友達同士で写真を撮って距離が近くなった時に、小池都知事のコトバを借りて「密です」とあえて敬語で言うティーンが多くいた。

2位 『コロナ』

新型コロナウイルスを原因とする病気の名称を「COVID-19」としたが、ティーンの間では、“新型コロナウイルス”=“コロナ”が定着している。

3位 『おうち時間』

新型コロナウイルスの影響で発令された緊急事態宣言により、不要不急の外出自粛を要請され、家で過ごす時間が以前よりも増えた。そんな家で過ごす時間のことを“おうち時間”と言い、Instagramで“おうち時間”のスタンプが出るとたちまちティーンの間で広まった。

4位 『恋つづ』

<コト>ランキング1位のドラマ「恋はつづくよどこまでも」を略して“恋つづ”と言う。ドラマ放送時にはSNS上に「#恋つづ」の投稿が溢れ、ドラマが終了した直後には「恋つづロス」というコトバも多く呟かれていた。

5位 『推しが尊い』

“推し”は自分が好きなアイドルや俳優、キャラクターのことを指し、“尊い”は “最高”や“神のような手に届かないくらい尊い存在”という意味で使われている。(例:推しが尊すぎて辛い 意味:自分が好きな〇〇が神のように神々しくて手に届かない存在だから辛い)

6位 『ぴえんこえてぱおん』

意味は“ぴえん”と同じ、悲しい時や嬉しい時など、感極まって泣いてしまいそうな時に使われているコトバ。ぴえんよりもさらに感極まっている時に使用する。(例:〇〇ちゃんが私のコメントに返信してくれた。ぴえんこえてぱおん 意味:〇〇ちゃんがコメントに返信してくれたのが嬉しすぎて泣いてしまう)

7位 『#志尊の自粛部屋』

<ヒト>ランキング6位に選ばれた俳優・志尊淳さんが、外出自粛期間に配信していたインスタライブ“#志尊の自粛部屋”。インスタライブの感想を“#志尊の自粛部屋”をつけて投稿するティーンが増え、ライブ終了後には毎回Twitterのトレンドに関連ワードが入っていた。

8位 『顔面国宝』

国宝級並みに顔がカッコいい、美しいヒトのコトを“顔面国宝”と言う。以前からアイドルファンの中で使われていたが、末吉9太郎さんがSNS上でアップした“オタクあるある”動画で「顔面国宝」というコトバ使われ、ティーンの間でより流行した。

9位 『#STAYHOME』

外出自粛期間中に多くの著名人が「#STAYHOME」をつけてSNS上に投稿し、家にいることで他人との接触を避け、新型コロナウイルスの感染拡大防止を呼び掛けた。それを真似するように#STAYHOMEをつけて家で過ごしている時間をInstagramのストーリーズにアップするティーンが多く見られた。

10位 『#jkにしかできないこと』

カメラアプリ“SNOW”のフィルターに登場し、JKの間でたちまち人気に。そこからフィルターだけでなく、SNSにJKらしい写真を投稿する際に“#jkにしかできないこと”をつける子が増え、ティーンの間で流行りとなった。

<マイナビティーンズ「2020年上半期ティーンが選ぶトレンドランキング」概要>
調査方法: 『マイナビティーンズ』メンバー186名よりフリーアンサーで抽出したワードの中から、JK編集部が4つのジャンルごとに30項目をピックアップ。その中から『マイナビティーンズ』会員に複数選択式アンケートを実施
回答数 : 13〜19歳の女性 504名 【複数選択式】
調査期間: 2020年5月12日(火)~6月3日(水)

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