【2021年上半期】ティーンが選ぶトレンドランキングを発表!

更新日:2021年06月16日(水)

2021年上半期のトレンドランキングは、2020年のランキングに続き、「YouTube」や「TikTok」の影響を強く受ける結果となった。2020年からトレンドに関する事象はYouTubeやTikTokを経由することが多くなったが、その勢いは衰えることなく日に日に強くなっていることがわかる。

〈ヒト〉部門では、過去のランキング同様にテレビで活躍している俳優・アーティストがランクインしているものの、トップはYouTuberという結果に。俳優やアーティスト・タレント以外の1位獲得は、本ランキング初の出来事となった。
〈コト〉部門では、話題となった楽曲やアニメ、映画、番組などが上位を占めた。
〈モノ〉部門では、いわゆる「推し活」系のグッズや、TikTokを中心に話題となったフードやコスメ、アプリなどがランクイン。
〈コトバ〉部門では、YouTuber・TikTokerをきっかけに話題となったワードが数多くランクインする形となった。

<ヒト部門編>

流行ったヒトランキング

1位 『コムドット』

人気急上昇中の男性5人組YouTuber「コムドット」が第1位にランクイン!攻めた内容の企画や個性の強いキャラクターがティーンの間で注目を集めており、直近半年で登録者数が100万人以上の増加を記録。現在の登録者数は200万人を超えており、今後も活躍が期待される。

2位 『中町綾(中町兄妹)』

YouTuber・中町綾さんが第2位に。ABEMA「オオカミ」シリーズへの出演をきっかけに、飾らないキャラクターと端正なルックスが話題となり、人気に火が付く。兄・中町JPさんとのチャンネル「中町兄妹」の登録者数は60万人越え、個人チャンネルは90万人超えと、爆発的に人気を高めている。<コトバ>部門でも「すいましぇん」がランクインしておりティーンの注目度が高いことがわかる。

3位 『なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.』

今年の初めに人気YouTubeチャンネルである「ジャニーズJr.チャンネル」に進出。メンバーの西畑大吾さんが4月からの連続ドラマ「コタローは1人暮らし」へ出演し、道枝駿佑さんが初の単独主演舞台「Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-」を成功させるなど、個人としても活躍中。7月より全国アリーナツアー「なにわ男子 First Arena Tour 2021 #なにわ男子しか勝たん」を開催予定。

4位 『浜辺美波』

今年の1月から3月まで放送され話題となったドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」に出演した浜辺美波さんが前回から順位を上げ4位にランクイン。オタクで恋愛に興味が無い女子大生という役に対して、多くのティーンから「かわいい」という声があがった。主演映画「賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」が6月から公開予定。

5位 『チャウヌ(ASTRO)』

韓国の6人組男性アイドルグループ「ASTRO」のメンバーであり、俳優やバラエティなどマルチに活躍中。韓国では、“#顔の天才”や、“#チェチェチャチャ(最愛の推しがいてもチャウヌはまた別格)”という意味の流行語を生み出すほどの人気を誇る。「私のIDはカンナム美人」や「女神降臨(原題)」に出演し、日本でも熱狂するティーンが続出。

6位 『森七菜』

2月から公開された映画「ライアー×ライアー」で松村北斗(SixTONES)さんとのダブル主演を務めた。映画内で見せた、普段の姿とは違った”ギャルJK”としての演技が、ティーンの間で話題となる。3月には第44回日本アカデミー賞で新人賞を受賞するなど、女優としての評価も非常に高くなっている。

7位 『菅田将暉』

〈コト〉部門でもランクインした、映画「花束みたいな恋をした」で、有村架純さんとダブル主演を務めた。同棲カップルとしての5年間を演じた非常にリアルな演技が多くのティーンから注目された。3月に第44回日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞し、4月始まったドラマ「コントが始まる」にも出演中。

8位 『松村北斗(SixTONES)』

SixTONESのメンバー。6位の森七菜さんと同様、映画「ライアー×ライアー」では主演を務め、作中でのピュアで一途な恋をする姿に多くのティーンが魅了された。2021年度後期NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」にも出演が決まっており、自身としても初の朝ドラ出演となる。

9位 『菊池風磨(Sexy Zone)』

Sexy Zoneのメンバーであり、ドラマやバラエティ番組などで見せる飾らないラフなキャラクターと、ふとした瞬間にみせる可愛い一面が、ティーンからの人気を博している。1月から放送されたドラマ「書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜」への出演、3月に「anan」の表紙を飾るなど、多方面でマルチな才能を見せる。〈コト〉部門の「ジャにのちゃんねる」にも出演中。

10位 『Travis Japan /ジャニーズJr.』

ジャニーズJr.内のグループ。3月から初の全国ツアーを開催中。YouTubeで、大人気クリエイターkemioさんとコラボした動画が話題となっている。今年に入り、宮近海斗さんがドラマ出演、七五三掛龍也さんが、〈コト〉部門でランクインした映画 「ライアー×ライアー」やテレビバラエティへ出演するなど、メンバー個々でも活躍の幅を広げている。グループのInstagramフォロワー数は現在70万人越え。

〈コト部門編〉

流行ったコトランキング

1位 『「うっせぇわ」Ado』

18歳の歌い手「Ado」さんのデビュー曲。リリース後、自身のYouTubeチャンネルで公開した同曲はすぐさま話題となり、「歌ってみた」「踊ってみた」動画投稿やTikTok動画などで多くのユーザーに拡散された。現在、ストリーミングとMVの再生数は合わせて3億回を突破するなど、メディアからも注目されている。

2位 『呪術廻戦』

昨年の「鬼滅の刃」ブームを引き継ぐように、現在大ヒットを記録している、週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画。2020年10月から放送が開始されたアニメも高い注目を浴びており、作品の中で登場する人気キャラクターに対して「イケボすぎる」とSNS上で話題に。
今冬には劇場版の公開も予定されているなど、更なるヒットが期待される。

3位  『映画「花束みたいな恋をした」』

〈ヒト〉部門でもランクインした「菅田将暉」さんと「有村架純」さんがダブル主演を務めた恋愛映画。「カップルで見に行かないほうがいい」という意見がTwitter上で多数見受けられるほど、リアルな世界観が描かれており、そのリアルさがティーンの間でも話題を生んだ。

4位 『「ドライフラワー」優里』

シンガーソングライター「優里」さんの第2弾デジタルシングル。「THE FIRST TAKE」への出演をきっかけにSNSで楽曲が拡散され、オリコンやiTunesなどのチャートで軒並み1位を獲得するなど、瞬く間にティーンに注目された。現在、男性ソロ初&最速でストリーミング累計再生数が3億回を突破している。

5位 『「グッバイ宣言」FloweR』

TikTok上でグッバイ宣言の音楽にあわせて「フィンガー・ダンス」を踊るティーンが急増し話題に。現在、TikTokでの#グッバイ宣言の再生数は4億回を超える。またプリクラのポーズとしても用いられており、楽曲の枠を超えて話題となっている。コスプレやメイク、グルメやペット系の動画と、この楽曲を使った様々なタイプの動画が投稿されるなど、大きな反響を生んでいる。

6位 『ジャにのちゃんねる』

今年の4月に開設された、「二宮和也(嵐)」さん率いるYouTubeチャンネル。運営メンバーは、「中丸雄―(KAT-TUN)」さん、「山田涼介(Hey! Sɑy! JUMP)」さん、「菊池風磨(Sexy Zone)」さんの4名で構成されており、グループの枠を超えた豪華なコラボがティーンから大きな反響を得ている。開設から21日目の4月29日に登録者数200万人を達成し、日本最速記録を樹立。

7位 『インスタのキラキラエフェクト』

Instagramのストーリー上で利用できるエフェクト機能(ARフィルター)の中で、最も人気となっているエフェクト。顔全体がキラキラのべールに包まれたような形になることで、簡単に「可愛く」「盛る」ことができる点が話題となり、多くのティーンのから重宝されている。

8位 『女神降臨(原題)』

〈ヒト〉部門でもランクインした「チャウヌ(ASTRO)」さんが出演する、話題沸騰中の韓国ドラマ。今年の4月から日本でも放送されており、「原作とのシンクロ率100%!」とSNS上で大反響。美男美女の俳優陣による、ドキドキワクワクの三角関係に魅かれるティーンが続出している。

9位 『映画 「ライアー×ライアー」』

〈ヒト〉部門でもランクインした「森七菜」さんと「松村北斗(SixTONES)」さんがダブル主演を務めた漫画原作の恋愛映画。「湊」と「透」が繰り広げるいくつものきゅんポイントがティーンの間でも話題に。公開から3日で興行収入2億円を突破し、累計動員数が130万人を記録した。

10位 『恋とオオカミには騙されない』

トレンドランキングの常連となっているABEMA「オオカミ」シリーズの最新作。人気TikTokerやモデル、若手俳優などが豪華なメンバーが顔をそろえ、シリーズ史上最大級の反響を呼んだ。女性メンバーの積極的な行動や、想いを一生懸命伝える様子など、ドキドキワクワクの展開がティーンから大きな支持を集めた。

〈モノ〉

流行ったモノランキング

1位 『推しグラス』

自分の好きなアイドルやアーティストなどの「推し」の名前が大きく書かれたグラスのこと。ライブに中々行くことが出来ない今、家でも「推し活」が楽しめ、SNS上でも「推し」を応援することが出来ることからティーンを中心に話題となった。誰でも、簡単に作れることが流行した要因となる。

2位 『地球グミ』

韓国のASMR系YouTuberがこぞって紹介し、日本でも多くのYouTuberやTikTokerがSNS上で発信したことでティーンの間でもブームとなった。見た目のインパクトが強く、パッケージに大陸の柄が入っており、中身は真っ青なグミで不思議な食感が人気となっている。

3位 『綾鷹カフェの抹茶ラテ』

日本コカ・コーラの緑茶ブランドである「綾鷹」が出した抹茶ラテ。クセになる深い味わいと甘みがティーンの間でも話題となったことで売り切れ続出となり、SNS上でも「手に入らない」といった多くのコメントが投稿されている。人気すぎるがゆえに店舗でも品薄状態となり、現在は一時出荷停止となっている。(2021年6月11日時点)

4位 『Dazz – フィルムカメラ』

80年代風のレトロフィルムやヴィンテージカメラで撮影したかのような写真を撮ることが出来るカメラアプリ。スマホで簡単にフィルムカメラの質感を再現でき、「エモい」写真が撮れることからティーンの間で人気となった。

5位 『白い恋人アイス』

森永乳業と石屋製菓がコラボし発売された「白い恋人」のサンドアイス。アイスはホワイトチョコ味で、クッキーは白い恋人のラング・ド・シャをイメージしたバタークッキーであり、期間限定で発売された。ティーンを中心にSNSで話題となっていた。

6位 『CapCut』

TikTokを運営するByteDance株式会社が提供する動画編集アプリ。カップルの馴れ初めやハプニングなどの思い出を音楽に合わせて動画にし、投稿するティーンが続出したことでTikTok上で話題となっている。

7位『アロエベラジェル』

韓国では定番コスメとなっている韓国コスメブランドのNATURE REPUBLICが販売するスージング&モイスチャーアロエジェルがランクイン。体だけではなく髪や顔など全身に使える万能アイテムでありながら、1,000円以下の価格で購入できる点が魅力。美容系YouTuberやTikTokerが紹介し、SNS上でのクチコミが増えたことでティーンにも広がった。

8位 『おにぎりん具』

おにぎり型のケースに入っていて、おにぎりの具材がモチーフになっている指輪のカプセルトイ。大人の間でもにわかに話題となっているカプセルトイがティーンの間でも注目されており、他ではみられない形状が「かわいい」と評価されている。

9位 『BIGシュシュ』

韓国で人気となったビッグサイズのシュシュ。韓国好きのティーンを中心に、InstagramやTikTokで話題となり、日本でもシュシュの再ブームが起こった。
ワンポイントで簡単におしゃれを演出できることが人気の理由。

10位 『推しカチューシャ』

1位の推しグラスと同様に、「推し活」として、家で簡単に作れるカチューシャのこと。カチューシャに針金を括り付け、「推し」の顔をプリントし、その部分に貼るだけで完成。100均のアイテムで手軽に作ることが可能であり、SNS上に投稿するティーンも多いことから話題となった。

<コトバ部門編>

流行ったコトバランキング

1位 『はにゃ?』

ものまねタレントとして活躍する「丸山礼」さんが、自身のYouTube企画内のJK美術部部長「井上千晶」を演じる際によく口にする言葉。とぼける時やなにか疑問を持った際に使う言葉であり、そのフレーズのかわいさとキャッチーさから気軽に使うことができるため、友達との会話の中で使用するティーンが増えていき、瞬く間に浸透していった。

2位 『勝たんしか○○』

意味は、過去にもランクインした「○○しか勝たん」(◯◯が最高”という意味)と同じ。「○○しか勝たん」のアレンジバージョン。◯◯には自分の好きなアイドルやタレント、俳優、食べ物などの名前が入る。
「(例)勝たんしか○○だよね」(◯◯が1番だよね、最高だよね)

3位 『おはようでやんす』

人気YouTuberの「ウチら3姉妹」のメンバー「とうあ」がTikTok配信の中で、ハイテンションで連呼した言葉。一度見たら忘れられないインパクトがYouTube上で拡散していき、その後TikTokで真似するティーンが続出した。友達に会った時の挨拶からSNS上のハッシュタグとしても使われている。またTikTokを中心に「おはようでやんすゲーム」というリズムゲームへ派生し、ティーンの間で話題となった。

4位 『領域展開』

〈コト〉部門でもランクインした大人気アニメ「呪術廻戦」の中で使われるフレーズ。作品中の大人気キャラクター「五条悟」の「領域展開」の言い方がティーンにはまり、SNS上で拡散され話題となった。

5位 『すいましぇん』

〈ヒト〉部門でランクインしたYouTuberの「中町綾」さんが動画内でよく使っているフレーズ。言い方の面白さから、真似して使うティーンが急増。TikTokを中心に「#すいやせぇん」のハッシュタグでも拡散されている。本人が正しい言い方をレクチャーするという動画も話題となった。

6位 『#顔面国宝サランヘヨ』

 YouTuberの「ジュキヤ」さんが今年の2月にYouTube上であげた楽曲。自分の推しをアピールする際の音源として多く使われている。TwitterやTikTokでは「#顔面国宝サランヘヨ」というハッシュタグをつけて「推し活」を行うティーンが続出。

7位 『しゅきぴ』

「好きなピープル(people)」を表す「好きピ」の砕けた表現のことである。指原莉乃さんプロデュースのアイドルグループ「=LOVE」の楽曲タイトルでもあり、思わず口にしたくなるかわいらしいフレーズもあって、TikTok内で振り付けとともに踊るティーンが多数。

8位 『〇〇の呼吸』

大人気漫画でアニメも大ヒットの「鬼滅の刃」の中で使われる、それぞれの剣士が持つ「流派」のこと。作中のセリフを真似したり、〇〇の中に好きな言葉を入れて使用するティーンが多くみられた。

9位 『#俺らのやり方でぇん』

Wilywnka / our styleという曲の中の1フレーズ「俺らのやり方 Damn」が、「俺らのやり方でぇん」と聞こえるということから、ひらがな表記でのハッシュタグとしてティーンの間で話題となる。TikTok上で日常の写真や動画を曲に合わせ、「#俺らのやり方でぇん」というハッシュタグをつけた投稿が流行した。

10位 『いややばいでしょって話だよね』

TikTokerの「マツダ家の日常」さんが動画を上げたことで話題となったラップ音源であり、この音源を使ったTikTok動画が拡散された。ラップの面白さと、一度聞くと頭から離れなくなる中毒性が、ティーンの間で話題となっており、SNS上でハッシュタグとしてもよく使われている。

<マイナビティーンズラボ「2021年上半期ティーンが選ぶトレンドランキング」概要>
調査方法: 『マイナビティーンズ』メンバー各169名よりフリーアンサーで抽出したワードの中から、JK編集部が4つのジャンルごとに30項目をピックアップ。その中から『マイナビティーンズ』会員に複数選択式アンケートを実施
回答数 : 13〜19歳の女性 778名 【複数選択式】
調査期間: 2021年5月17日(月)~5月31日(月)

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