ティーンのスペシャリスト3名が語る、ライブ配信型SNSの未来 〜【1部】日本のライブ配信の現状〜

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近年、さまざまなSNSが動画配信機能を導入したことで、インターネットにおけるライブ配信がいっそうの盛り上がりを見せている。そこで1,000万人以上のユーザーが利用する、ライブ&動画コミュニティアプリの『MixChannel』より、プロデューサー・金子健人氏を迎えインタビューを実施。インタビュアーは、スマホ世代のマネジメント、アパレルブランド『WEGO』のPRも担当する株式会社レキシントンの丸本貴司氏。また株式会社マイナビティーンズより岩渕氏を迎え、それぞれの視点からライブ配信型SNSの現在と今後について語った。

1部は『MixChannel』プロデューサー・金子健人氏に日本のライブ配信の現状についてお話いただき、

2部は3名がそれぞれの立場でライブ配信の未来について対談していただいた。

 

ライブ配信先進国でスタンダードとなりつつある、投げ銭型ビジネス

丸本:まず『MixChannel』について、簡単にサービスを説明していただけますか?

 

金子:『MixChannel』(以下ミクチャ)とはライブ&動画コミュ二ティアプリで、リアルタイムでのライブ配信や投稿動画の配信をおこなっています。ユーザー数は、2018年2月現在で1,000万人を突破しました。ライブを配信することで誰でも参加できるイベントを随時開催しており、多様なジャンルの配信者(以下、ライバー)に参加してもらうため、月間100近くのイベント開催を予定しています。

 

丸本:ミクチャをはじめ、ほかにも数多くのライブ配信型SNSが存在しますが、現在その分野の先進国はどこなのでしょうか?

 

金子:アジア諸国です。ライブ配信型を始め、SNS全般に関して、中国、台湾、韓国が市場を築いています。各社が開発したプラットフォームに資本を持つ企業が参入し、現在の盛り上がりを見せる流れになりました。日本では、2013年ごろに「TwitCasting(ツイキャス)」でライブ配信型SNSのブームに火がつきかけましたが、いったん下火になり、最近再燃しています。当時のツイキャスにはアンダーグラウンドな印象があり、メジャーカルチャーとして浸透しづらかったのが原因でしょう。

 

 

丸本:ライブ配信型SNSには、投げ銭型の課金システムが導入されているものもありますね。それはどのように発展していったのでしょうか?

 

金子:日本では投げ銭型ビジネスは、「SHOWROOM」で火がつきました。当時はアイドルなど芸能界を目指す女の子を応援するシステムでしたが、いまでは一般層の女の子に投げ銭をすることが当たり前になるまで浸透しています。投げ銭型ビジネスに課金する人の多くは、35〜50歳の男女です。最近はそれ以下の年齢層も増えてきていますね。完全無料で観られるものに対して、「面白かったら課金する」という投げ銭型ビジネスですが、携帯ゲームの初期のころと同じような動きが現在の配信型SNSの発展に見られます。

 

ライバーと視聴者が近い距離で触れ合えるライブ配信型SNSの魅力

丸本:ライブ配信型SNSにおける、ライバーと視聴者の関係とはどのようなものですか? 動画投稿型SNSと違う点があれば聞かせてください。

 

金子:一方的にユーザーが投稿する動画と比べ、ライブ配信ではライバーと視聴者の距離の近さを互いに感じることができます。ライバーには「誰かから認められたい、より多くの人に自分を見てもらいたい」という承認欲求があります。一方、視聴者はコメントやアイテムプレゼントを通し、「ライバーに自分の存在を承認して欲しい」という思いを表現しています。投げ銭型ビジネスは、ライバーと視聴者、双方向の承認欲求が合致し生まれたものといえます。

 

丸本:月に相当額をライブ配信に投じている視聴者もいそうですが、課金者はどんな意識を持っているのですか?

 

金子:課金者のメインは、ライバーに会いたいというよりも、「応援したい」という感覚が強いといえます。お金を投じたことに対する対価をライバーに求めるのではなく、夢を追っているライバーを支えたい、少しでも力になりたいという思いがあるということです。ライバーの中には、日々のちょっとしたことまでもライブ配信する「日記型配信者」と呼ばれるタイプがいますが、たとえ落ち込んでいる日でもそれを隠さずに配信することで、ライバーの弱さも含めて「守ってあげたい」と感じる課金者が多いのです。このような課金層は、これまでアイドルなどのファンだった方々が多いのではないでしょうか。先進国の中国のライブ配信プラットフォームのなかには、デーティング(出会い系)サイト化しているものもあるのですが……。

 

丸本:デーティングサイト化している配信型プラットフォームにおける課金システムとは、どのようなものですか?

 

金子:「ライバーと何分間プライベートチャットができて、いくら」といったようなものです。これは「配信者を包み込みたい」という感覚とは違い、ライバーを恋愛対象として見ている感覚に近いです。今後は日本でもライブ配信型SNSのサービスが多岐化していくことが見込まれます。

 

 

続編【2部】はこちら!

ティーンのスペシャリスト3名が語る、ライブ配信型SNSの未来 〜【2部】日本のライブ配信の未来〜

 

 


 


【金子氏プロフィール】
ライブ配信アプリ『MixChannel』プロデューサー。2014年に(株)Donutsに新卒入社後、MixChannelチームにてインフルエンサーマーケティングや、ライブイベントのプロデュース等を担当している。

 

【丸本氏プロフィール】Twitter:@takashimarumoto

アパレルWEGO、DINGのPR、スマホ世代のマネージメント会社『レキシントン』のプロデュース。音楽アーティストXOX、suga/es、動画に特化したWEGOゆーちゅー部、これからの配信SNSを見越したファッションチームFLASHの運営もおこなっている。著者に『ジェンダーレス男子(双葉社)』など。

 

【岩渕氏プロフィール】Twitter:@Iwabuchi_buchi

10代市場専門のセールスプランニングチーム マイナビティーンズ のマネージャー。

10代のインサイトに精通し、クライアントKPIを達成するためのプランニングを行う。イベントプロデュースから大学の入学案内制作、ナショナルクライアントの年間プロモーションのプランニングなど活躍は多岐にわたる。

 

 

 

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ライター:マイナビティーンズラボ編集員
ティーンマーケティングに役立つティーンの定番や流行の情報を発信!
マイナビティーンズのオンライン会員調査やJK編集部へのインタビュー、過去実施したティーン向け施策の事例をお送りします!

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