ティーンの睡眠事情について調査してみた件
明日から7月に突入しますが、季節は梅雨。
みなさんは、梅雨の時期になると眠くなることはありませんか?
梅雨の時期は、湿度が高く体の中に熱がこもりやすいため、体温が上昇し眠くなることがあるようです。
普段より眠くなりやすい環境であるからこそ、余計に寝不足と感じることも多い時期かもしれません。
しかし、現実問題23.2%(日本人20代男女)もの人は「睡眠で休養が十分にとれていない」という調査結果が厚生労働省から発表されています。
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000351576.pdf
20代の約1/4が睡眠で休養が十分に取れていない結果ですが、この調査対象に10代は含まれていません。
今回は、そんな睡眠に関連する調査をティーンを対象に行いました。
10代女子の睡眠時間は6時間程度が最も多い38.4%
学校のある平日は、6時間程度が最も多く占め38.4%となりました。
次に、5時間程度・7時間程度がともに24.1%という結果となり、5時間〜7時間の睡眠時間がボリュームゾーンとなっています。
なお、休日となると8時間程度が最も多く24.6%という結果となりました。
次に7時間程度(20.5%)、6時間程度(17.4%)という結果となっており、平日に比べ長い時間睡眠がとれているとわかります。
寝不足と感じている10代は90.6%
20代女性は、
- 5時間以上6時間未満(35.4%)
- 6時間以上7時間未満(34.2%)
という結果となっており、20代に比べると10代の方が長い時間睡眠がとれているとわかりますが、それでも寝不足と感じている10代が90.6%もいることから、睡眠状態はとても良いと判断することは難しいのではないでしょうか。
寝不足理由の1位はSNS(73.7%)
ここまで10代を寝不足にさせる理由は何でしょうか?
24時間いつでも好きな時に好きなだけ繋がれるSNSの存在が、睡眠に支障をきたしていると考えられます。
また、37.9%が「勉強」が理由で寝不足と感じているようです。
具体的なSNSとして
- インスタグラム
- ツイッター
- ユーチューブ
その他のスマホコンテンツとして
- 深夜TV番組
- ネットTVのAbema
をチェックしていると回答がありました。
寝不足による悩みは様々
90.6%もの10代女子が寝不足と感じていますが、その影響は以下のような悩みを生んでいます。
主な悩みとして、
- 寝起きが悪い(51.8%)
- 起床時に疲れを感じる(50.4%)
- 目が冷めてもすぐに動けない(48.7%)
- 目覚ましで起きれない(45.1%)
があります。
これらは、睡眠不足が影響していると考えられますが、10代女子がこれほど睡眠に対して悩みを抱えていると考えると、日常生活でも様々な場面で影響が出ていそうです。
実際の起床時間や就寝時間は?
【平日】
殆どは23時〜深夜1時の間に就寝し、6時〜7時の間に起床しており、
【休日】
休日は深夜2時頃に就寝すると回答した10代女子が13.8%と平日の5.8%と比較すると2倍以上多くなり、夜更かししていると見られます。
最も多い時間帯が0時〜深夜1時でした。
また、起床時間に関しては8時より遅く起きる10代女子が44.6%と、平日の3.1%に比べると14倍以上の開きがあり、多くが遅寝遅起き体質であることが考えられます。
10代女子が寝不足改善のためにしたこととは!?
「その他」が56.3%と過半数をしめ、回答には
- 特に対策はしていない
- 寝る前30分はスマホを触らない
- クラシックを聴く
などがありました。
また、睡眠改善のためのアプリや食生活改善など直接効果がありそうなことから、情報収集をしているという10代女子もいることがわかりました。
まとめ
睡眠不足は今や社会問題となっていますが、その問題は10代のころから抱えているということが、今回の調査結果で見えてきました。
そして、寝不足と感じていても特に対策をとっていない10代女子も多く、慢性的な寝不足状態が続く大きな問題なのかもしれないです。
【調査概要】
対象:13-19歳のマイナビティーンズ会員
調査期間:2019.06.17-2019.06.25
調査方法:インターネット調査
回答数:226件