ティーンを悩ませるPMS・生理痛の症状について調査(2)
前回の記事ではPMS・生理症状についての調査結果をお送りしました。
今回は、前回に引き続き生理痛に対する具体的な悩みに加えて、実際に利用している用品や購入方法、選び方、用品を使用するにあたっての悩みについて調査結果をお届けします。
痛み止めの服用に関して、あなたの悩みや思っていることを教えてください。
生理痛の症状が現れた時に薬を服用する10代女子が81%という結果がでましたが、服用についての悩みは様々あるようです。
こちらではその一部をご紹介いたします。
- 価格が高い
- 痛み止めを飲まないと辛いが、毎月毎月の出費が多い
- 眠くなる
- 思ったより効かなくて辛い時が多い
- 効かないことがある時にピルなどが必要なのではないかと思う
- 最近効かなくなってきた
- あんまり薬を飲みすぎるのも良くないと思う
- できたら飲みたくない
- 体への負担が気になる
- 効果が切れてきてもまだ決められた時間経っていなくて、もう一度飲むことができない
- 副作用の頭痛がひどい
- 自分に合っているのがわからない
など、服用せざるを得ない理由があるために、これらの不満を抱えている10代女子がいることもわかりました。
薬の服用について、体への負担・慣れ・副作用・適切かどうかなど納得ができていないようです。
あなたが普段使用している生理用品のジャンルを教えてください

ナプキン(紙)の使用率が非常に高く91%を占めました。
こちら以外に、高校生はショーツ型、大学生は給水型サニタリーショーツの利用が一部で支持を得ているようです。
生理用品は誰が購入していますか?

用品の購入は高校生においては親が93%、大学生は66%。大学生になると自分で購入する人も24%(高校生)→49%と増加しています。
大学生になると親元を離れる人もいることから、その分が数字に現れたのではないでしょうか。
生理用品の情報はどうやって知りますか?

用品情報は母親から知る人が66%と最も多く、次いでネット・SNSで検索、友人から情報を得ているようです。
また、高校生においては学校の友達から情報を得ている傾向も多いようです。
あなたの生理用品に対する不満を教えてください。

用品に対するTOP3の不満としては「蒸れる」「ズレる」「におう」となり、最も多いのは「蒸れる」が63%という結果になりました。
高校生は長時間着用せざるを得ないためか、大学生よりも着用に対する不快感への不満が大きく、不満TOP3以外では「肌荒れする」も長時間利用からくる不満だと考えられます。
一方大学生は、新商品を試しづらいと感じている層が高校生に比べると多く、自分に合ってないものを使い続けることや、もっと合う商品を探したいと考えているようです。
新商品を使うことに関して、
- 商品が自分に合わず失敗したくない
- 一回の購入量が多く気軽に試しづらい
など、不安や購入方法に課題を感じており、新商品を選びづらい状況でもあるようです。
まとめ
- 痛み止めの薬の服用について、体への負担・慣れ・副作用・適切かどうかなど納得ができていない
- 痛み止めの薬の値段は学生にとっては高く、むやみに消費しづらい
- ナプキン(紙)の使用率が91%とダントツで高い
- 一部で高校生はショーツ型、大学生は給水型サニタリーショーツが選ばれている
- 親が用品購入している割合は、高校生93%、大学生は66%
- 用品情報は母親から知る人が66%
- 用品に対する不満TOP3は「蒸れる」「ズレる」「におう」
- 大学生は、新商品を試しづらいと感じている層が高校生に比べると多い
【調査概要】
対象: 13-22歳のマイナビティーンズ会員
調査期間:2022.07.15-2022.07.28
調査方法:インターネット調査
回答数:218件(内訳:中学生7件、高校生154件、大学・専門学生47件、社会人6件、フリーター4件)