ティーンがよく利用する電子マネーについて調査してみた件
「Suica」「nanaco」「Edy」など、日常生活で欠かせない存在となりつつある電子マネー、みなさんも一度は使ったことがあると思います。
2019年は、経済産業省が推進するキャッシュレスキャンペーンもあり、電子マネーの利用促進が進み盛り上がりを見せています。
また、上記電子マネー以外にも新興勢力である「PayPay」や「LINEPay」「楽天ペイ」などQRコード決済もお得なキャンペーン施策で魅力的な決済方法となりつつあります。
今回は、世の中がキャッシュレス化に向かっていこうとしているなか、10代女子にどこまで浸透しているのか調査しました。
利用ナンバー1はSuica/PASMO!続いてLINE Payが迫る2位にランクイン
1位 Suica/PASMO
言わずと知れたSuica/PASMOが、知っているキャッシュレス決済(82.8%)メイン利用(37.8%)ともに1位となりました。
2位 LINE Pay
2位にはメッセンジャーアプリLINEの「LINE Pay」が知っているキャッシュレス決済(82.8%)メイン利用(11.1%)となりました。
3位 メルペイ
3位にはメルカリ社のサービス「メルペイ」が知っているキャッシュレス決済(75%)メイン利用(5%)となりました。
認知力で見ると、何年も運用されてきた交通系・流通系の電子マネーよりも、QRコード決済のLINE Payやメルペイの方が認知が高いことが印象深いです。
メインで利用している理由
▼Suica/PASMO
- 電車で出かけた先でドリンクを買う時に使いやすいから
- 通学で使うし、わりと普及していて使いやすいから
- 定期券を兼ねているので、いつも持ち歩くから
- 現金をチャージしてそのまま使えるから
- パスモは可愛い!
- 交通でも買い物でも使える
- クレジットカードだと使いすぎそうで怖い
- カードタイプで使いやすいから
- 学食パスがSuicaだから
- 追加で登録などが必要ないので楽
▼LINE Pay
- 送金ができるので、親から貰えるから
- LINEをよく利用するのでLINEポイントが貯まるのがいいから
- クーポン定期的に配布されるから
- LINEが使い慣れてるから
- LINEポイントから交換できるから
▼メルペイ
- 売上金を使えるから
- 便利で早いから
- メルカリでの売上金をアプリ内だけで使うのはもったいないため
- ポイントがたくさん溜まっているから
クーポンアプリはマクドナルドが圧倒的人気1位
1位 マクドナルド
ファストフードチェーンの「マクドナルド」が認知(85.6%)、利用率(59.4%)ともに1位になりました。
ハンバーガーを筆頭に人気メニューや商品価格帯も魅力の上、さらにクーポンの種類も豊富でアプリも使いやすいことが人気理由かもしれません。
2位 スマートニュース
認知(66.1%)、利用率(21.7%)と2位いランクイン。
ニュースアプリの中にクーポンまで入っている一石二鳥な機能は見逃せません。
3位 スターバックス公式モバイルアプリ
3位にはスターバックス公式モバイルアプリがランクインし、認知(51.1%)、利用率(21.1%)となりました。購入額に応じてポイントがたまるロイヤリティプログラムで10代女子にもファンを増やしています。
【コンビニ編】
1位 ローソン(17.8%)
2位 ファミマ(11.7%)
3位 セブンイレブン(9.4%)
また、7PayやFamiペイなどで話題のコンビニアプリの利用者数ランキングでは、以下順位となり、ローソンが一つ突き抜けた形となりました。
人気1位はTポイント!約5割の10代女子が利用
1位 Tポイント
TSUTAYAやYahoo!、ファミマなど生活の様々な場所で貯められ利用できる便利な共有ポイントとして1位(49.4%)となりました。
2位 dポイント
2位には10代女子の30%がdポイントを利用と回答しています。
Pontaや楽天スーパーポイントを差し置いて、近年人気急上昇しているdポイントが2位となりました。
ポイントを貯めない、使わないと答えた10代女子は35.6%いました。
共通ポイントの貯める場所は「実店舗(62.8%)」
実際の店舗でポイントを貯める10代女子が62.8%いました。
ネットショッピング上よりも、ポイントは実店舗で貯めることが大半なのでしょう。
また、その他の回答の中にはホットペーパーなどのサービスやポイントサイトで獲得しているという回答もありました。
ポイントアプリがポイントカードのシェアを奪うかも
ポイントカードアプリの利用は、アパレルを中心に浸透してきていますが、まだカード利用(46.1%)が強く残っているようです。
また、カードとアプリを併用している(27.8%)とアプリ利用のみ(26.1%)と合わせて半数を超える回答結果となりました。
ポイントカードアプリにすると会員登録やプッシュ通知など、お店の情報を的確にユーザーに送ることができるため、今後はポイントカードからアプリへシフトしていくお店が増えるかもしれません。
【調査概要】
対象:13-19歳のマイナビティーンズ会員
調査期間:2019.09.09-2019.09.16
調査方法:インターネット調査
回答数:180件