中3から大学進学を意識。現役高校生の志望校の条件とは
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10代の内の大きなライフイベントに「進路決定」をしなければいけないタイミングがありますよね。高校生になると進学か就職か、選択を意識し始めるころです。
YouTubeやSNSなどでは、進学や進路に関する情報発信も多く、最近では学校以外の場所で進路に関する情報を受け取る機会も多いのではないでしょうか。
今回は、今の10代女子が大学に行く場合、どのような進路設計をして学校を選ぶのかについて調査いたしました。
いつから高校卒業後の進路について自覚し始めましたか
高校卒業後の進路については、中学3年生ごろから意識し始めるという回答が多くありました。
現在の大学生よりも、現在の高校生の方が早いタイミングで意識し始めていることは注目ポイントですね。
現在の高校生にあたる子たちの時代から、YouTubeやSNSで進学や将来に関する情報発信が拡散され始めて浸透していったのではないでしょうか。
大学の志望校はいくつありますか?
志望校はおおむね1〜3校がボリュームゾーンとなっており、現在の大学生は3、4校選ぶ人も多かったようですが、現在の高校生は1〜2校と的を絞っているようにもとれます。
何をきっかけにその学校を知りましたか?
大学を知ったきっかけは「インターネット検索」「両親」「学校の指定校リスト」でという10代女子が多かったです。
現在の高校生は、進学支援サービスや先輩、塾の先生のおすすめなど様々な情報源がきっかけとなってる一方で、現在の大学生は「学校の指定校リスト」で知るという回答が多い結果になりました。現在の高校生の方が、積極的に学校探しをしている傾向にあるかもしれません。
志望校にしている条件を教えてください
志望校にしている条件は「カリキュラムが魅力的」「実家から通える」「校舎がキレイ/設備が整ってる」が上位を占めました。
しかし、こちらでも現在の高校生と大学生では重視している条件が異なるようです。
現在の高校生は上位3つは重要と考えている他に、「国家試験が取れる」「指定校推薦がある」「就職支援が手厚い」なども重要項目と考えているようで、堅実な進路設計をしているのではないでしょうか。
一方現在の大学生が志望校を選んだ時の条件は、「有名私立大学であること」「出身者に有名人が多い」など知名度が高いことが一定の基準になっていたようです。
志望校のオープンキャンパスは行きますか?
オープンキャンパスは「オンライン化」が進みつつありますが、「現地」に行きたいと考えている10代女子が多いようです。
こちらでも現在の高校生の方が実際に現地に行きたいと考えているようで、しっかりしている印象を受けます。
オープンキャンパスはどうやって申し込みますか?
オープンキャンパスの申し込み方法は「自分で大学へ問い合わせる」が最も多く69%。特に現在の高校生においては74%が直接問い合わせると回答をしています。また「スタディサプリなどの資料請求サービスを使う」高校生も多く、自身でネットを駆使して情報を集めているようです。
現在の大学生は、まだ資料請求をネットですることが浸透しきっていなかったのか「学校」や「塾」から申し込みを行うケースが多かったみたいですね。
まとめ
- 高校卒業後の進路については、中学3年生ごろから意識し始めると回答が多い
- 現在の大学生よりも、現在の高校生の方が早いタイミングで意識し始めていることは注目ポイント
- 志望校はおおむね1〜3校がボリュームゾーン
- 現在の高校生は1〜2校と的を絞っているよう
- 大学を知ったきっかけは「インターネット検索」「両親」「学校の指定校リスト」でという10代女子が多い
- 志望校にしている条件は「カリキュラムが魅力的」「実家から通える」「校舎がキレイ/設備が整ってる」が上位を占める
- オープンキャンパスは「オンライン化」が進んでいる中ではあるが、「現地」に行きたいと考えている10代女子が多い
- オープンキャンパスの申し込み方法は「自分で大学へ問い合わせる」が最も多く69%
- 特に、高校生においては74%が直接問い合わせる
ダウンロード資料では、本記事では紹介しきれなかった
「オープンキャンパスの参加経験(現地やオンラインなど)」「オープンキャンパスで確認したいこと」「現時点での模試の志望校判定結果」もご紹介しております。ぜひご覧ください。
【調査概要】
対象: 13-22歳のマイナビティーンズ会員
調査期間:2022.09.13-2022.09.28
調査方法:インターネット調査
回答数:137件(内訳:中学生8件、高校生87件、大学・専門学生38件、フリーター3件、社会人1件)