【4大SNSの役割を調査!】10代女子における各SNSの使い分け・利用目的とは?

更新日:2021年01月25日(月)

Instagram・Twitter・YouTube・TikTokに代表されるSNSや動画配信サービスなどは、ティーンの日常生活では定番のサービスとなっています。

特にトレンドに敏感なティーンに関しては、SNS・動画配信サービスごとに特徴やユーザー特性なども理解した上で上手に使いこなしている人も出てきています。

今回は、今10代女子が利用しているSNSや動画配信サービスは、各サービスごとにどんな使い分けがされているのか、どんな時にサービスを使っているのか調査いたしました。

▼TikTokについてまとめた調査結果はこちら

▼Youtubeついてまとめた調査結果はこちら

各SNS・動画配信サービスの使い分けについて

各SNS・動画配信サービスの使い分けについて

上図は、『どんな内容』のものを『どのサービス』で閲覧利用しているのか、10代女子の回答率ごとに3段階評価をしたものです。

SNSの使われ方として、代表的な5つの情報ジャンル「時事性・ニュース性」「タレント・インフルエンサー」「スキンケア・メイク」「ファッション」「グルメ」の回答結果を元に各サービスごとに解説します。

※10代女子の検索ニーズが高いジャンルをもとに比較

<Instagram>

すべての情報ジャンルにおいてInstagramの利用率は高く、昨今10代女子の定番アプリ不動の地位となっています。

また、写真・動画共有SNSというアプリの域を超えて、今10代女子が知りたい情報のほとんどのトレンド・ニュース性の高い情報が発信されており、10代にとっての情報インフラに近い役割を担っているのかもしれません。

また10代女子にとっては、どのカテゴリの情報検索においてもとりあえずInstagramを見るという行動特性があることが分かります。

様々な情報受信の拠り所として絶対的な信頼感・安心感のあるSNSと言えるでしょう。

<Twitter>

Twitterはリアルタイム性のある情報「拡散」による波及効果が高く、2次3次情報を知るのに有効なSNSとなっている様です。

特に時事性の高いニュースはTwitterのトレンドとして挙がることからもニュース関連情報はTwitterから得る傾向が高いようです。また、Instagramでは取り上げられない情報でも、Twitterでは話題になっていることもしばしばあり、大事な情報取得源と言えます。

Twitterの更新頻度の高いタレントやインフルエンサーをはじめとする有名人もいるため、タレント・インフルエンサーのリアルタイム情報取得のために使われるております。

<YouTube>

YouTubeはスキンケア・メイクといったHowTo伴う情報との相性がよいことから、10代女子が学びを得るための動画配信サービスとしての役割を担っていると考えられます。

またスキンケア・メイク以外にも、エンタメやファッション、その他多岐にわたるジャンルが見られており、10代女子が好きなYouTuberの投稿する動画カテゴリによって大きく異なることもわかりました。

InstagramやTwitterなど他のSNSで得た情報をさらに深堀りして理解するために、YouTubeを活用している10代女子もいるようです。

▼YouTubeの視聴実態について詳しく解説した記事はこちら

<TikTok>

ここ1年ほどで多くのトレンドを生み出しているTikTok。短尺動画であることの見やすさや気軽に投稿できることで急激に利用率が高まっています。

現状では、Instagram、Twitter、YouTubeと比較すると各情報ジャンルにおいて、まず最初に利用するSNSではないようです。

しかし、「2020年ティーンが選ぶトレンドランキング」の流行ったモノ1位にTikTokがランクインもした背景から、主要な情報トレンドを生むきっかけとなっているSNSであると考えられます。

特に、10代女子における「踊ってみた」や「歌」に関するトレンドが色濃く反映されているSNSであることは間違いないでしょう。

▼2020年トレンドランキングはこちら

Q.ニュース(時事ニュース、エンタメニュースなど)をチェックするために活用するSNSを教えてください。

Q.ニュース(時事ニュース、エンタメニュースなど)をチェックするために活用するSNSを教えてください。

時事ニュース・エンタメニュースに関しては、Twitterで得ると回答した10代女子が約83%いました。

ハッシュタグトレンドをチェックすれば、リアルタイムで今話題のニュースを得ることができ、他のSNSでは得られない即時性の高い情報を得られることが要因と考えられます。

Q.タレント、インフルエンサー、YouTuberなどの有名人の情報を得るSNSを教えてください。

Q.タレント、インフルエンサー、YouTuberなどの有名人の情報を得るSNSを教えてください。

タレントやインフルエンサー、YouTuberなど有名なヒトに紐づく情報収集はInstagramがメインの情報媒体となっているようです。

特にTwitterと異なる点でいうと、写真や動画がメインの情報源となっているInstagramの方が憧れのタレント、インフルエンサーのライフスタイルが分かりやすく反映されており得たい情報が多くある点が上げられます。

Q.スキンケア・メイク / ファッション / グルメ情報を得るために活用しているSNSを教えてください。

スキンケア・メイク

Q.スキンケア・メイク / ファッション / グルメ情報を得るために活用しているSNSを教えてください。(スキンケア・メイク)

ファッション

Q.スキンケア・メイク / ファッション / グルメ情報を得るために活用しているSNSを教えてください。(ファッション)

グルメ情報

Q.スキンケア・メイク / ファッション / グルメ情報を得るために活用しているSNSを教えてください。(グルメ情報)

スキンケア・メイク、ファッション、グルメなど日常生活に関連する情報は、Instagramから情報取得していることが多いと考えられます。

また、YouTubのスコアをジャンル別で比較すると、ファッションやグルメよりもスキンケア・メイクの方がスコアが高く、よりHowToなどの実践が伴うジャンルほど動きがわかるYoutubeを求めているようです。

Q.どんな時にSNSを利用していますか。

Q.どんな時にSNSを利用していますか。

各SNS・動画配信サービスごとに利用されているシーンは、主に以下のタイミングが多い結果となりました。

Instagram:起きた後、学校にいる間、寝る前に利用される傾向があり、他のサービスと比較しても入浴の時以外はすべて利用を上回り、まずはInstagramを利用するという習慣があると考えられそうです。

Twitter:起きた後、通学中・帰宅中、寝る前に利用される傾向があり、Instagramと並行して使われる傾向があると考えられます。また、Twitterでは主にニュース(時事ニュース、エンタメニュースなど)をチェックする傾向があります。

TikTok:寝る前に利用される傾向があり、その他のSNS・動画配信サービスとほぼ同じスコアになりました。ショートムービーを見ることが主なため、一日の終わりの自分の時間に利用しているようです。

YouTube:寝る前(入浴中も比較的多い)に利用される傾向があり、ゆっくり時間があるときに利用されているようです。TikTokの利用と異なる点は、興味のある情報を深堀りしたいときはYouTubeを利用する点で、異なると考えられます。

Q.1日のログインする頻度を教えてください。

Q.1日のログインする頻度を教えてください。

1日でアプリを開く回数が最も多いのはInstagramとなりました。有名人や友人などの投稿が常に更新されて、文字ではなく画像や動画の視覚的に楽に見れるため、何度もつい開いてしまうサービスのようです。

上記の点からみても、いかにInstagramが10代の情報インフラとなり得ているかがわかります。

また、先程の利用タイミングの結果からも読み取れるように1日を通して、TikTokとYouTubeのログイン頻度は他SNSと比べ低い結果となりました。

<主な利用回数>

Instagram:5回~20回

Twitter:3回~10回

TikTok:1回~3回

YouTube:1回~5回

Q.1日の利用時間を教えてください。

Q.1日の利用時間を教えてください。

1日の利用時間については、Instagramは利用頻度が多いこともあり自然と利用時間も長くなったと読み取れます。

また、動画尺が長いYouTubeの方が短尺のTikTokよりも長時間見られる傾向があります。

生活サイクルの中でどちらも寝る前の比率が高いため、寝る前の1時間でYoutubeを閲覧、寝る前30分でTikTok閲覧するなど並行して利用されていると考えられます。

<主な利用時間>

Instagram:30分~2時間

Twitter:30分~1時間

TikTok:30分

YouTube:30分~1時間

まとめ

以上、SNSと動画配信サービスの利用傾向を情報ジャンルから利用頻度・時間・タイミングに分けて調査いたしました。

所感としては、1日を通して利用されるInstagramが情報インフラとして機能しているという傾向が見られ、並行してTwitterが利用されていると読み取れることから、引き続きInstagram・Twitterが10代女子が利用する主なSNSであることは変わりないと考えられます。

また、昨今トレンドSNSとして上げられるTikTokについては、利用数自体は少ない結果となりましたが、利用頻度や時間はその他のSNSや動画配信サービスと比較しても遜色ない結果となりました。

TikTokは、InstagramやYouTubeで拡散されるようなトレンドのネタが多く発信されるプラットフォームとなっており、今後さらにトレンドの中心地としてTikTokが存在を高めていくと考えられます。

<関連記事>

【10代のYouTube視聴実態】人気の動画ジャンルや企画、閲覧頻度を調査!

【調査概要】

対象: 13-19歳のマイナビティーンズ会員
調査期間:2020.11.13-2020.11.22
調査方法:インターネット調査
回答数:250件(内訳:中学生15件、高校生172件、大学生57件、フリーターなど6件)

おすすめのお役立ち記事

他の記事も見る
【セミナーレポート】Z世代×リアルコミュニティを駆使したプロモーション事例│MarkeZine Day 2024 Spring

2024年03月18日(月)

【セミナーレポート】Z世代×リアルコミュニティを駆使したプロモーション事例│MarkeZine Day 2024 Spring

Z世代社会人の“働く”ことに対する価値観を調査!職場や仕事に求めることや今後のキャリアアップへの取り組みを解説

2024年03月11日(月)

Z世代社会人の“働く”ことに対する価値観を調査!職場や仕事に求めることや今後のキャリアアップへの取り組みを解説

出産準備に関する消費傾向を調査!妊娠中の情報収集方法や出産前に購入する商品・時期を徹底分析

2024年02月26日(月)

出産準備に関する消費傾向を調査!妊娠中の情報収集方法や出産前に購入する商品・時期を徹底分析

おすすめのお役立ち資料

他の資料も見る
SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新大学生編~

SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新大学生編~

SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新社会人編~

SNS上での情報収集と広告に対する感じ方 ~新社会人編~

大学生女子の「推し活」実態調査

大学生女子の「推し活」実態調査

おすすめのお役立ち動画

他の動画も見る
【Z世代コミュニティを活用した事例から見る】「共創」マーケティングでZ世代をファン化させる鍵とは?

【Z世代コミュニティを活用した事例から見る】「共創」マーケティングでZ世代をファン化させる鍵とは?

広告掲載やメディアに関するお問い合わせはこちらから

お問い合わせ
050-5443-2281

受付時間:平日10:00〜18:00(弊社所定の休業日を除く)