10代の約80%がサブスク動画サービス利用経験者。Netflixは2位。
ティーンの間で度々話題になる韓国ドラマや恋愛リアリティショーなどの番組は、NetflixやHuluなどに代表される動画配信型サービスから生まれています。
それらのサービスは、サブスクリプション(定期購入)モデルとなっており、毎月安くない金額をティーンは支払って視聴しています。
今回は、サブスクリプションモデルの動画配信型サービスの利用動向について調査いたしました。
動画配信型サービスを利用したことはありますか?

77%のティーンが利用経験があり、今でも利用しているのは58%とティーンの過半数以上が動画配信型サービスを利用しているようです。
高校生においては、過去利用していたが、今は利用していないユーザーが21%となっており、大学・専門学生に比べて解約率が高い年代のようです。
今までに利用したことのあるサービスをすべて教えてください。

利用経験のあるサービスは「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」「U-NEXT」が上位を占めました。
2番手のNetflixよりも22%も高いAmazonプライム・ビデオが1番利用されているようです。
属性別では、高校生はAmazonプライム・ビデオ、大学・専門学生ではNetflixの方が高い比率となりました。
今も利用しているサービス・アプリをすべて教えてください。

利用を継続しているサービスは先ほどの上位3サービスは変わらず利用されているようです。
こちらでも高校生のAmazonプライム・ビデオ利用率が高く出てます。HuluやDisney+も大学・専門学生より高校生の方が高い数値となっています。
一方で、U-NEXTは大学・専門学生の方が高い数値となりました。
サービス利用をはじめたきっかけや理由を教えてください。

最も高いのは、家族が利用していたから自分も利用しているケースです。高校生が家族のアカウントなどを共有して利用している率が高そうです。
自ら能動的にサービスを開始するきっかけとしては「見たい作品があったから」「推しが出演してるから」が最も高い結果となりました。
高校生には「キャンペーン」が響いて、大学・専門学生は「SNS広告」「視聴スタイル」「料金」が強く響いているようです。
誰が料金を支払っていますか?
Amazonプライム・ビデオ

Netflix

U-NEXT

主要3サービスの支払い者については、高校生はほとんど両親の契約に相乗りする形で利用し、Netflixが相対的には自分で支払っている率が高いです。
大学・専門学生も両親に支払ってもらっているケースが多いですが、自分や兄弟・姉妹に支払ってもらっているケースもあるようです。
U-NEXTは友人や恋人などにも支払い者がいるようです。
あなたがよく見るジャンルを全て教えてください。

よく見るジャンルは「アニメ」「国内ドラマ」「国内映画」「韓国ドラマ」が上位を占めました。
以前の調査では「アニメ」は上位に来ていませんでしたが、今回の調査では最も見られているジャンルとなりました。
また、大学生よりも高校生の方がよく見ているジャンルは「アニメ」「音楽」「恋愛リアリティーショー」となり、およそ10%程度の差が開いています。大学・専門学生の間では「バラエティー」のウェイトが高く、属性別に好みが大きく分かれていることがわかりました。
以前の調査はこちら
自分が視聴した動画について、SNSでどんなことをしてますか?


SNSごとに数字は異なりますが、主に「番組・出演者のアカウントをフォローしにいく」「検索、閲覧している」行動をしているようです。
Instagramにおいては「ファンアカウントをフォローしにいく」「投稿する」も比較的されており、動画配信型サービスと相性の良いSNSのようです。
気になる番組・出演者をフォローしにいくのはどのSNSでも定番の行動とも言えるでしょう。
まとめ
- 動画配信型サービスの利用きっかけは、
- 高校生には「キャンペーン」
- 大学・専門学生は「SNS広告」「視聴スタイル」「料金」
が強く響いているようです。
- 利用経験のあるサービスは「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」「U-NEXT」が上位を占める
- 動画配信型の支払いはほどんとの場合で「両親」
- 10代女子がよく見るジャンルは「アニメ」「国内ドラマ」「国内映画」「韓国ドラマ」
- 視聴した番組は、主に「番組・出演者のアカウントをフォローしにいく」「検索、閲覧している」
- Instagramは投稿までしているユーザーも比較的多くいました
今回の記事に掲載できなかった、
・サブスク動画サービスの解約理由
・テレビの視聴頻度
などはダウンロード資料にてご確認いただけます。
【調査概要】
対象: 13-22歳のマイナビティーンズ会員
調査期間:2022.08.04-2022.08.28
調査方法:インターネット調査
回答数:186件(内訳:中学生16件、高校生95件、大学・専門学生68件、フリーター4件、社会人3件)