【2021年版10代女子に人気のインスタ系統を調査!】今人気なのはオタク系?シンプル系?
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10代女子の主要SNSとして、TwitterやTikTok・Instagramがありますが、特にInstagramは自分らしさを表現するSNSとしても活用されています。
今回は、以前も調査したInstagramの系統について、より幅広いジャンルで再調査を行いました。
前回と比較することで、見えてくる10代女子の変化など読み取れますので、ぜひご覧ください。
Instagramの系統であてはまるもの

前回調査時と比べると、最も高かった系統が「系統バラバラ」→「オタク系」になるという変化がありました。
また、前回(2020年6月)よりも系統の種類が増え、それぞれのスコアも高くなり、よりいっそう10代女子の中での自己表現の幅が拡大したと考えられます。
それでは、今回調査した系統の中からTOP10をそれぞれご紹介させていただきます。
前回2020年の調査結果を参照(クリックすると記事へ飛びます)
オタク系 (39%)
最も高い系統として「オタク系」がランクインしました。
その理由として多かったのが「自分の好きなものだからこそ自分なりの見せ方がしやすい」という回答が多い結果に。だからこそ、そろえる系統を意識していく中で『最も手が伸ばしやすいジャンル』のひとつとして39%の10代女子が回答したと考えれます。
また、オタク系の中にも自身の推しカラーで統一したり推しの雰囲気で寒色や暖色などを使いわけるアカウントも存在しオタク系の中にも細かくジャンルが分かれていることがわかりました。
手が伸ばしやすいジャンルであると共に、「自分の好きなモノやヒトで自分を表現したい」と考える10代が多いのもこの結果からわかりました。
シンプル系 (27%)
2番目に多い系統は「シンプル系」となりました。
前回も上位の系統に入っており、シンプル系が今も人気であることが伺えます。
シンプルに見せる構成や色味などは、見る側にとっても見やすく、投稿する側にとっては系統をまとめやすいというメリットがあり、多くの10代女子がシンプル系で揃えていると考えられます。
また、スタンダードカメラで撮影しインスタのみで完結する加工や何もせずに自然な写真を投稿するだけで揃える事ができるのも魅力のようです。
系統バラバラ (17%)
前回最も多かった「系統バラバラ」は今回は3番目にランクインしてます。
系統バラバラにしている理由として「気にせず投稿をしたい」という回答が多く、好きなものを好きなように投稿する10代女子が増加しているように思えます。
「細かい加工はしないけど同じフィルターをかける」「人が写っているものと写っていないものは交互に投稿」など、系統バラバラだからこそのこだわりが多くあるようです。
カジュアル系 17%
カジュアル系にまとめている10代女子の理由として他の人にかっこいいと思われたいという回答が多くみられました。つまりは大人っぽく自然な雰囲気を求めて表現しているようです。
可愛い・ふわふわ系 (13%)
写真をぼかして可愛いく見せる系統が「可愛い・ふわふわ系」です。
理由としては女の子らしいかわいい雰囲気が好きという回答が多くみられました。
スイーツやコスメなどのモノを投稿している人が多い傾向に思えます。写真だけでなくぼかしフィルターや色調整にもこだわっているようです。
暗め系 (12%)
クールなお洒落さを演出したいという理由が多く上がった暗め系。
フィルターの統一感を投稿のポイントとしており、クールなイメージを好むティーンが投稿しているようです。
白系 (10%)
こちらも一定数いる「白系」。一見するとシンプル系と似ている雰囲気ではありますが、投稿するものでシンプル系とは差別化を図っています。きれいなイメージを好む10代女子が多く意識している系統といえるでしょう。
モノトーン系 (10%)
白と黒のメリハリのある色調で、人や物の存在感が強めに出るモノトーン系統が人気のようです。
白黒以外の色をあまり入れ込まない内容の系統で、少し背伸びした、なおかつに大人っぽく感じさせる効果があります。
カフェ系 (9%)
可愛いケーキやドリンク、雰囲気のある建物などを主に投稿しているカフェ系。素材のオシャレ感が漂う投稿が特徴で、統一感が出ると投稿全体的にも雰囲気のあるオシャレな感じが出せるのが特徴です。
ブラウン系 (7%)
カントリー調な雰囲気を出すことができるブラウン系で揃える10代女子も多いことがわかりました。
主にブラウン系の色目が多い画像・動画素材を使うことで、どこかぬくもりを感じさせる色使いでやさしいイメージを表現できるという回答も上がりました。
まとめ
今回の系統調査では1位にオタク系がランクインしました。以前からも10代女子のオタク度は高かったのですが、今回の結果からもさらに加速していることがわかります。
背景としてコロナ禍における環境の変化で、外出が減り食事や旅行が減った状況でも取り入れる事が可能だったのではと考えられます。コロナ渦のInstagramでの表現は、「自分の好きなヒトコトモノを通して自己表現」するという傾向が出ていることが今回の調査でわかりました。
また、「自分がいいと思うものを自分のブランディングにつなげる」ようにそれぞれが個を表現するようになったことでカテゴリが多様化していることが考えられます。
10代女子のInstagramの系統は、世代や社会情勢によっても日々変化しています。今後も変化していくであろう本調査について今後もぜひチェックをぜひお願いいたします。
本記事の調査データ資料は下記よりご確認ください。
(アカウントの数 / 鍵アカにするのか / 投稿頻度 / 系統を揃えなくなったのはいつからか / なぜ揃えなくなったのか)
- 【調査概要】
- 対象: 13-19歳のマイナビティーンズ会員
- 調査期間:2020.07.29-2020.08.21
- 調査方法:インターネット調査
- 回答数:214件(内訳:中学生6件、高校生116件、大学生88件、フリーターなど4件)