【10代のYouTube視聴実態】人気の動画ジャンルや企画、閲覧頻度を調査!
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スマホやテレビ、ゲームなど日常生活のあらゆるチャネルで接点があり、以前と比べると一般人でも活動する人が増えてさらに身近な存在となっているYouTube。
今回は、10代女子がYouTubeをどのくらいの頻度で見ていて、どんなジャンルのYouTubeを視聴しているのかを調査いたしました。
▼主要SNSについてまとめた調査結果はこちら
https://teenslab.mynavi.jp/column/research_sns/
▼TikTokについてまとめた調査結果はこちら
https://teenslab.mynavi.jp/column/research_tiktok/
Q.どれくらいの頻度でYouTubeの動画を見ますか?(左図)
Q.1日に何回くらいYouTubeにログインすることが多いですか?(右図)
55%の10代女子が「毎日見ている」と回答、また「2~3日に1回」まで広げると約85%となり、多くの10代が頻繁に利用していることがわかります。
また毎日見ていると回答したユーザーのログイン回数を見てみると、最も多いのが「2〜3回(43%)」次に「4〜5回(23%)」「1回(18%)」となりました。
さらには「10回以上」と回答しているユーザーも8%ほどおり、特に高校生(11%)が目立つ結果となっています。一方で大学生は「2〜3回」の割合がダントツで多く、属性によっても視聴スタイルが異なることがわかります。
Q.Youtubeを見るときは、どれくらいの時間見ていることが多いですか?
YouTubeの1日あたりにおける視聴時間は「30分〜1時間未満」が最も多く占めました。続いて「10〜30分未満」「1時間〜2時間未満」という順になっており、こちらは層別における差はないようです。
Q.YouTubeではどのようなジャンルの動画をよく見ますか?
YouTubeで10代女子が最もよく見ているジャンルは「音楽(73%)」であり、特に高校生の比率が高くなっています。「聴くコト」に特化した音楽アプリ的な使い方をしているのではないでしょうか。
また、見るという意味ではオタ活のためにYouTubeを活用しているとも考えられます。
続いて、「バラエティ」「コスメ・メイク」が人気のようです。
高校生と大学生の属性比較で面白いのは「ヘアケア・ヘアアレンジ」「勉強」「料理」の数字に10ポイント以上の開きが見られたことです。すべてにおいて高校生の比率が高く、特に「料理」に関してはコロナ禍で手作りスイーツの流行があった背景もあり、YouTubeが活用されているのかもしれません。
Q.どういう企画のYouTube動画が好きですか?
好きな企画としては「商品紹介・レビュー(36%)」が最も人気でした。気になる商品やサービスを調べるために動画を検索している10代が多いように思えます。
また、ここ数年で非常に多くのPRタイアップ動画を見るようになりましたが、こちらにおいても「純粋な興味」から動画を見始めている可能性が高いように思えます。
次に「ドッキリ(31%)」が人気でリアクション系の動画を見て楽しむ様子が伺えます。
「踊ってみた」に関しては、特に高校生の方が好きなようで、学校生活の中で自分たちで踊ってみた動画を真似したり、実際に動画を撮って楽しむなど、TikTokの影響も出ているのかもしれません。
Q.YouTubeにどのようなことを求めてますか?
YouTubeには「笑い」と「娯楽」要素が求められているようです。
層別に見ると、高校生は「ストレス解消」「癒し」「目の保養」「勉強」などの項目が大学生と比較して高くなっています。
一方で、好きな企画として「商品紹介・レビュー」を選んだ人に絞って考察すると「情報収集を求めて」YouTubeを見ていると回答する人が多く、見ている属性によって求められるものが異なるようです。
Q.YouTubeの動画の尺はどれくらいが見やすいですか?
10代が最も見やすい尺だと感じているのは「7~10分程度」の様です。
10分以上の動画となると視聴ハードルが高くなることがわかりました。
動画のジャンルにもよりますが、3分〜10分以内に収まっている動画であれば10代にとって見やすい尺であると言えそうです。
まとめ
・55%の10代女子がYouTubeを「毎日見ている」
・YouTubeの視聴時間は30分〜1時間以内
・人気のジャンルは「音楽」「バラエティ」「コスメ・メイク」
・人気企画は「商品紹介・レビュー」「ドッキリ」
・求めている要素は、主に「笑い」「娯楽」。ただし、企画によっては「情報収集」など要素が異なりそう
・動画の尺として見やすいとされている長さは「3〜10分」。
これらの要素を鑑みると、10代女子は毎日3〜6本程度のYouTubeを見ており、主に「笑い」「情報収集」のために活用していると考えられます。
本記事のAPPENDIX資料は下記よりご確認ください。
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【調査概要】
対象: 13-19歳のマイナビティーンズ会員
調査期間:2020.11.25–2020.12.06
調査方法:インターネット調査
回答数:267件(内訳:中学生14件、高校生184件、大学生62件、フリーターなど7件)