【2022年】ティーンが選ぶトレンドランキングを発表!

更新日:2022年11月16日(水)

2022年のトレンドランキングは、TikTokがティーンに絶大な影響力を与えていることが伺える結果となった。

TikTokで流行したダンスや音楽を起点に、流行するコトバが生まれたり、関連する映画作品に興味を持つ層が増えるなど、連鎖的に流行りが生まれていったように思える。

また、多くのアイドルやタレントがTikTokの公式アカウントを開設し、動画を投稿する動きも見られ、これからますます盛り上がりを見せることが予想される。

<ヒト>部門では、YouTubeの影響がありつつも、日韓のアイドルが多くランクインする結果に。

<コト>部門では、TikTokを中心に流行した音楽やダンス、それに関連する項目が多数ランクイン。

<モノ>部門では、今年特に流行したさつまいもスイーツを筆頭に、複数のスイーツがランクイン。

<コトバ>部門では、YouTubeやTikTokで話題になったワードや、○○構文というような、単体のコトバではなく、文章全体の雰囲気を指す項目が目立った。

<ヒト>部門

<ヒト>部門

1位 『平成フラミンゴ』

前回は2位にランクインしていたが、堂々の1位に。幼なじみ2人組YouTuberで、現在チャンネル登録者数は320万人(2022年10月現在)。2022年7月にプロ野球チームとのコラボ、さらにお菓子やコスメといった幅広いCMの出演もSNSを中心にティーンの中で話題となった。関コレやTGCへの出演も果たし、活躍の幅を広げている。

2位 『IVE(アイヴ)』

前回6位にランクインした韓国の6人組女性アイドルグループ。8月に発売された3rd Single「After LIKE」がミリオンセールスを記録し、TikTok上ではダンスを真似して投稿するティーンが多く見られた。初来日の際には渋谷の街に現れ、あまりの美しさに“降臨”という表現がされ話題に。さらに10月19日に日本デビューも果たすなど勢いは止まらない。

3位 『道枝駿佑(なにわ男子)』

大人気グループである「なにわ男子」のメンバー。〈コト〉部門でもランクインした映画『今夜、世界からこの恋が消えても』では神谷透役で映画初主演を務め、ティーンを中心にさらなる話題となった。初の単独テレビCMも決定し、今後も幅広い活躍が期待される。

4位 『Saucy Dog』

石原慎也さん、秋澤和貴さん、せとゆいかさんの3人が結成するロックバンド。「いつか」や「シンデレラボーイ」はTikTok上でも多く拡散され、ティーンを中心に絶大な支持を集めている。そして、新曲「現在(いま)を生きるのだ。」が「第101回全国高校サッカー選手権大会」の応援歌に決定したことでも話題を集める。

5位 『佐野勇斗』

俳優として活動する一方で5人組ダンスボーカルグループ「M!LK」のメンバーとしても活動中。7月に放送されたドラマ『テッパチ!』では主演を務める町田啓太さんのバディ・馬場良成役を演じ、10kg以上の増量と短髪姿が話題となった。不定期で配信されるインスタライブは佐野さんのファンが切り抜きとしてTikTokに投稿し、コメント欄とのやりとりが面白いとティーンを中心に人気を集めた。

6位 『菊池風磨(Sexy Zone)』

Sexy Zoneのメンバー。アイドル活動だけでなくドラマ、舞台と立て続けに出演、10月に公開した映画『もっと超越した所へ。』ではヒモストリーマーの怜人を演じており、俳優としての活動も著しい。10月より地上波レギュラー番組で、自身初のMCを担当するなどマルチに活躍している。

7位 『aespa(エスパ)』

上半期に引き続きランクインとなった、K-POPの中でもトップクラスの美しさを誇る韓国の4人組ガールズグループ。ビジュアルだけではなく圧倒的なパフォーマンス力も話題でTikTokのダンス動画は約200万いいねを獲得(2022年10月現在)。また、雑誌「ViVi」の12月号通常版では日本の紙媒体初となる表紙を飾るなど、さらなる日本での活動も注目されている。

8位 『高橋文哉』

現在放送中のドラマ『君の花になる』では7人組ボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」のリーダー・佐神弾を演じ、作中では言葉遣いが荒く冷たい性格ながらも時々見せる優しい“ツンデレ”な姿に胸を打たれるティーンが多く見られた。

9位 『浅見めい』

3人組YouTuber・くれいじーまぐねっとのメンバー。現在、TikTok・Instagram・Twitterの総フォロワー数は250万人越え。自身のInstagramで発信している「#浅見めいく」はメイクの参考として10代女子を中心に注目されており、8月にはプロデュースコスメブランド「A/mAke」を立ち上げ話題となった。

10位 『Kep1er(ケプラー)』

2022年上半期のコト部門では『WA DA DA』がランクインしているKep1er。今年9月の日本デビューの勢いそのままに、幕張メッセで行われた日本ショーケースではすべての公演が約3分間で完売。TikTokでの#WADADAchallengeでは、実際に真似して踊ってみるティーンが続出した。

<コトバ>部門

<コトバ>部門

1位 『それでは聞いてください、チグハグ』

THE SUPER FRUITのデビューシングル「チグハグ」という楽曲を披露する前に発するコトバ。自身の失敗エピソードを話してから曲紹介をする流れがTikTokで話題となり、真似をして投稿するティーンが急増し瞬く間に人気となった。

2位 『知らんけど』

元々は、関西地方のコトバ。自分の発言に責任が持てないときや自信がなく曖昧なときに使用するティーンが見られた。

(例)今日担任休みらしいよ、知らんけど

3位 『限界オタク』

自分の推しに対して興奮するあまり、行動や語彙力が限界を迎えたオタクを表すコトバ。推し活の写真とともに「#限界オタク」というハッシュタグをつけて投稿している。

4位 『美味しいヤミー感謝感謝』

YouTuberのスカイピース、きりたんぽさん、加藤乃愛さんが動画内で考案した、美味しいものを食べた際に使用するリズムネタ。YouTuberやTikTokerを中心に広がり、瞬く間に話題となった。

5位 『えぐいてー』

「想像を遥かに超える」「際立っている」といった意味で使うコトバ。状況によってポジティブな意味にもネガティブな意味にもなり、「すごい」や「やばい」などと同じように使用している。

(例)推しのビジュがえぐいてー!(意味)推しのビジュが際立って良い

6位 『おじさん構文』

中高年のおじさん世代がSNSやLINEで活用する絵文字の使い方や、特徴的な文章を表すコトバ。唐突なカタカナや絵文字の多さ、そして長文が特徴となっていて、その独特さが話題となり真似をするティーンが多く見られた。

(例)こんばんぽ(*´∀`*)ノん今日は何をする予定なのカナ❓

7位 『まぎか』

〈ヒト〉部門にランクインしている2人組YouTuber・平成フラミンゴが発するコトバ。「本当」「真剣」と同じ意味で、「まじか」が変化した形。

8位 『好きが止まらない!俺もー!』

アイドルグループiLiFE!の楽曲「アイドルライフスターターパック」の中の1フレーズ。TikTokでこの曲とともにダンス動画を撮影し投稿するティーンが多く見られた。

9位 『#y2k』

「Year2000」を略したコトバ。2000年頃に流行ったファッション、アイテムなどがティーンを中心に人気となっており、写真とともに「#y2k」のハッシュタグをつけた投稿が多く見られた。

10位 『ちいかわ構文』

ちいかわに登場するキャラクターが使うちょっと変わった言い回しのセリフなどを表すコトバ。「…ってコト!?」や「泣いちゃった」など汎用性の高いワードが多いため、SNS上で真似するティーンが続出。

<コト>部門

<コト>部門

1位 『チグハグダンス』

7人組グループ「THE SUPER FRUIT」のデビュー曲であり、フレーズと振り付けがとにかく可愛いと瞬く間に話題となった。TikTokでは多くのダンス動画が投稿され、「チッチッチッチッチッチッチグハグ」という頭に残りやすいイントロのフレーズも人気の理由となっている。

2位 『ios16のロック画面カスタマイズ』

ロック画面のカスタマイズの手軽さや自由度の向上が、アップデート前から話題となった。壁紙の変更は勿論のこと、フォントや色の変更、よく使うアプリのショートカットアイコンの設置ができるなど、千差万別なロック画面が作れるため、凝ったカスタマイズをしたロック画面をInstagramやTikTokに投稿するティーンが続出した。

3位 『「ちゅきちゅきハリケーン」なにわ男子』

曲中の振り付けやフレーズが「あざと可愛い」と、なにわ男子ファンに限らず注目を集めた。指を閉じたピースを少し曲げ、頬に食い込ませる「ちゅきちゅきポーズ」が特に話題となり、ポーズを真似てプリクラで写真を撮るティーンも多く見られた。

3位 『「新時代」Ado』

9位にランクインしている『ONE PIECE FILM RED』の主題歌であり、前向きな歌詞と勢いのあるメロディーが心地良いとティーンの間でも話題となった。iTunes総合ソングランキングやLINE MUSICリアルタイムランキングなどで1位を獲得し、リリースから4日で16冠を達成した。

5位 『純欲風メイク』

きゅるんとした可愛らしい目元と艶感のある大人っぽさを兼ね備えたメイクで、「ナチュラルなのに盛れる」とティーンを中心に多くの注目を集めた。艶、血色感、丸みを意識すれば簡単に真似ができるという手軽さも人気の要因となっている。

6位 『「W/X/Y」Tani Yuuki』

日常生活の中での男女の温かみを描いた歌詞がほっこりする、振り付けが可愛いとTikTokを中心に人気となった。Tani Yuukiさん本人もダンス動画を投稿したことで、振り付けが公式のものとなりさらに話題となった。歌詞に沿った分かりやすい振り付けも中毒性が高く、曲を聴くと身体が動いてしまうという声も多い。

7位『今夜、世界からこの恋が消えても』

道枝駿佑(なにわ男子)さん、福本莉子さんのW主演ということでファンを中心に瞬く間に話題となった。夜眠ると1日の記憶が消えてしまうヒロインとの1日限りの恋が切なく、「過去一番泣いた」「映画で初めて泣いた」という感想がTwitterで多数投稿された。

8位 『「Habit」SEKAI NO OWARI』

ダークな雰囲気でありながらもメンバーらがMVで見せたダンスがコミカルだと話題になり、TikTokでダンス動画を投稿するティーンが続出した。人気YouTuberのHIKAKINさんがMVを完全再現した動画を投稿したことも、楽曲の人気を後押しした要因と言える。

9位 『ONE PIECE FILM RED』

人気アニメ「ONE PIECE」の劇場版シリーズ第15弾。総勢7名の有名アーティストによる劇中歌の楽曲提供、キーパーソンであるウタの歌唱パートはティーンからの支持も厚いAdoさんが担当するということもあり、公開前から大きな注目を集めた。

10位 『ひろゆきメーカー』

西村博之氏(ひろゆき)さんのAI音声で原稿を読ませた動画を生成できるジェネレーターコンテンツであり、公開後TikTokを中心に様々なネタ動画が投稿され大きな反響を呼んだ。Vlogなど日常風景を撮影した動画のナレーションに使用することでシュールになり、投稿する動画のマンネリ化が解消されたという声もあった

<モノ>部門

<モノ>部門

1位 『カヌレ』

外はカリッとしていて中はモチモチ、この食感のギャップに中毒性があるとティーンの間で支持を得ている。ケーキやクレープのような飾り気はないが、「慎ましい風貌がクラシカルでエモ可愛い」とInstagramに多数投稿された。

2位 『肩掛けスマホケース』

「写真を撮りたい時・スマホで会計したい時にパッと出したい、でもずっと手に持っているのは邪魔」という悩みを解決してくれるとティーンを中心に話題となった。小さいバッグとしてファッションにも取り入れられるため、利便性とおしゃれの両立ができると絶大な人気を得た。

3位 『スプラトゥーン3』

待望のシリーズ最新作ということもあり発売前から大きな話題となった。前作までなかったカードゲームや作中に登場するオブジェクトのカスタマイズなど「対戦以外の要素」が充実し、幅を持たせることで親しみやすさが生まれ、普段ゲームをしないというティーン層のプレイヤーも続出した。

4位 『アームウォーマー』

Y2K(2000年代)ファッションの一種としてティーンを中心に絶大な指示を得ている。日焼け対策や防寒など機能面でも評価されているが、「腕の細見え効果」が愛用する一番の理由となっている。元は長袖だった服をカットしてアームウォーマーを自作するティーンも登場した。

5位 『スタバの焼き芋ブリュレフラペチーノ』

焼き芋ブリュレが贅沢に丸々1つ入っているため、風味・舌触りが本物の焼き芋に近いと芋好きなティーンを中心に話題となった。トッピングのブリュレチップのカリッとした食感、香ばしさ、ほろ苦さと焼き芋のマリアージュも人気となった要因と言える。(現在は販売終了)

6位 『トリマ(アプリ)』

トリマは、歩数や移動距離に応じてマイルが貯まるポイ活(ポイント活動)アプリであり、移動をするだけでポイントが貯められるという手軽さから利用するティーンが続出した。貯めたポイントは現金やAmazonギフト券、電子マネーに交換でき、換金方法が豊富という点もティーンからの支持に繋がっている。

7位 『MBTI診断

16の性格タイプに分類でき、的確かつ事細かな結果が出るとティーンを中心に話題となった。通常の診断では結果まで10分以上かかってしまうため、5分程度で完了する簡易版のMBTI診断も出現し、そちらも人気となった。診断結果(性格タイプ)をInstagramのプロフィール欄に記載するユーザーが続出した。

8位 『ミスタードーナツのさつまいもド』

昨年大好評だった、さつまいも×ドーナツの「さつまいもド」が今年も期間限定で復活すると、発売前からTwitterを中心に話題となった。紫芋・大学芋・スイートポテト等を模した見た目が秋っぽくて映えるとInstagramで多くの写真が投稿された。専用の包み紙も可愛いとの声が上がっている。

9位 『○○リング(ガチャガチャ)』

2021年上半期にランクインした「おにぎりん具」を火付け役に「お祭りんぐ」や「ことりんぐ」など様々なリングシリーズが発売されたが、どれもガチャガチャとは思えないクオリティと可愛さだとInstagramを中心に多くの写真が投稿された。指にはめて写真を撮るのは勿論、はめずに複数個横に並べた写真が可愛いと話題になった。

10位 『韓国ワッフル』

韓国ワッフルの特徴はなんと言ってもその大きさ。たっぷりの生クリームとフルーツを盛り付けたボリューミーでカラフルな見た目が映えるとInstagramには多くの写真が投稿された。大きさが伝わるという理由で手に持って写真を撮るティーンが続出した。

 

【調査概要】
対象: マイナビティーンズ会員(女子)/外部調査会社パネル(女子)
調査期間: 2022年10月7日(金)~2022年10月24日(月)
調査方法: 『マイナビティーンズ』メンバー156名よりフリーアンサーで抽出したワードの中から、JK編集部が4つのジャンルごとに30項目をピックアップ。その中から『マイナビティーンズ』会員と外部調査会社のパネルにアンケート調査を実施
回答数 : 13〜19歳の女性633名 【複数選択式】

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