10代女子のLINEトーク・スタンプの活用方法とは?グループインタビュー動画で解説!
10代女子のLINEトーク・スタンプの活用方法とは?グループインタビュー動画で解説!
国内メッセージアプリの定番といえば「LINE」を想起される方も多いと思います。10代女子にとってもそれは同じで彼女たちにとっては単なる連絡手段を超えた生活に欠かせないコミュニケーションツールとなっています。
今回は、そんな10代女子のLINEにおけるコミュニケーション方法やスタンプの活用についてグループインタビューを行った内容と動画と共に解説します。
LINE電話よりトークが好まれる理由とは
日常的にLINEを使う10代女子ですが、彼女たちはLINE電話よりもトークの方が日常的に使うことが多いそうです。
LINE電話よりトークが好まれる理由としては、
- 相手の時間にとらわれない/時間を気にしなくていい
- 別の作業をしながら連絡を取るのに最適
ということが、グループインタビューで回答がありました。
この回答を踏まえると、相手の都合を尊重したコミュニケーションを重んじる世代であると推測できるのと共に、自分の作業もしながら連絡を取れることに効率性およびメリットと感じているからこそトークを好んで使っていると考えられます。
LINEのトーク内容について
LINE電話よりもトークを好むという回答が多く出た今回のグループインタビューですが、LINEのトークについて少し掘り下げていきましょう。
ほとんどの10代女子が、
- 授業や部活、バイトの予定についての“業務連絡”
- 日常の他愛のない会話などの“暇つぶし”
としてLINEを活用していると回答しています。
それでは具体的にそれぞれのやり取りにおける特徴を観ていきましょう。
“業務連絡”
業務連絡では比較的トークは短く終わることが多いということがわかりました。
伝えたい内容、聞きたい内容がすでにあるからこそ、ただ簡潔に伝えたいことを連絡しているだけと想定できます。
また、業務連絡で終わってしまうのは関係値というのがキーワードになっている可能性も想定できます。例えばクラスメイトになったばかりの段階では人間的な部分も見えづらいために、業務連絡のみのやり取りで終わることが多い、つまり関係値が構築されていないため短いトークで終わっているのかもしれません。
“暇つぶし”
暇つぶしの場合のトークでは、業務連絡とは違い長く続くことが多いというのがわかりました。10代女子の暇つぶしは実際に会って会話した内容、つまりはリアルの延長線でトークが続いていくようです。推測ですが長く続く理由として10代女子はさみしいからこそLINEでだれかと常に繋がっていたいと考えているのではないでしょうか?だからこそ関係値が出来上がっている場合は、今回のグループインタビューで挙がったように気づいたらトークが長く続いてしまう傾向にあるということがわかりました。
今回あがった長く続くというパターンにおいてはテキストメッセージ以外にもLINEスタンプを使ったコミュニケーションも欠かせないようです。
LINEスタンプを選ぶ基準・使い方・相手について
10代女子のLINEスタンプを選ぶ基準は?
- 推しが出ているもの
- トーク内で遊ぶことができるもの
- かわいいもの
この3つがスタンプを選ぶ基準としてあげられました。
好んで使わないスタンプは、言葉が入っているタイプ(「なるほど」「了解」など)のようです。
トーク中のLINEスタンプ利用シーン
主に以下のようなシーンで、10代女子にとって当たり前になっているスタンプ連打(略:スタ連)するなどして、スタンプトークをしているようです。
- 返信を早くもらいたい時
- 依頼を催促する時
- 暇になった時や既読無視された時
以上のような場合にスタンプを使用していることがわかりました。つまりスタンプは10代女子にとっての何かのアピールの際に使用するシグナル的な役割になっているのではないでしょうか。
ただすべての人にスタンプを使っているとも限りません。
それぞれ10代女子にとって身近な下記の属性別にみていきましょう。
■後輩
言葉だけだときつい印象を与えてしまう可能性もあるため、スタンプを使う時もあるようです。
■先輩やバイトの店長
目上の人にはスタンプを使わない事の方が多いそうです。スタンプを使うことが失礼と思われるかもしれないと考えていることがわかります。もちろんここでも相手との関係値ができあがっている場合であれば使うこともあるようです。
つまりスタンプの使用においては10代女子の中でも使う場合、使わない場合が存在しており、その中でも対後輩の時のように見え方を気にして使用するなど、10代女子の人とのつながり方を垣間見ることができました。
10代女子の定番スタンプは?
けたたましく動くクマ
男子から送られてくるスタンプとしてよく見るのはけたたましく動くクマという回答がありました。
このスタンプについては殿堂入りのレベルで長い期間ずっと人気であることがわかります。
自分の名前入りスタンプ
もはや持っているのが当たり前になりつつある自分の名前入りスタンプ。男女関係なく人気であることがわかりました。具体的な利用例としてクラスができたてのグループLINEで自己紹介の際に便利でよく使うそうです。
自分たちが使用するスタンプについて
仲が良い友人同士は同じスタンプを使っており、スタンプをギフトで送って同じスタンプで会話ができるようにする時があるようです。
ギフトを送っていなくても、スタンプが被る場合もありますが、意図せずお揃いのスタンプを使ったとしても「人と被ったら嫌!」などのネガティブな印象はなく、お揃いで嬉しいと感じることの方が多いとのことでした。
LINEギフトの活用について
最後にスタンプ以外のコミュニケーションの例として、グループインタビューでも挙がったLINEギフトについて少し触れていこうと思います。LINEギフトは感謝の気持ちを気軽に表せることがポイントで、特に気軽に送れるギフト商品として「Starbucks eGift」のドリンクやフードのチケットを送っているようです。
- ギフトを送る相手として
- 普段なかなか会えない人
- 直接あって渡すのは恥ずかしい人
などが多く上げられました。昨今のコロナ情勢も相まってなかなか会いづらい世の中だからこそLINEギフトが多く活用されているのではと考えられます。
まとめ
- LINE電話ではなくトークが好まれる理由は、相手の時間を気にせず気軽に送れるから
- LINEでのコミュニケーションは、関係値によって使い分けられている
- LINEスタンプは「推し」「かわいさ」が使われる要素としてのキーワード
- スタンプが被って嫌という感情はなく、お揃いで嬉しいという感情が強い
- LINEギフトが選ばれるポイントは気軽に送れるため